URTA代表の海野優です。いつもブログをご訪問いただきまして有難うございます。さて、米国に赴任・留学される方の多くはアパートに入居されますが、日本と米国ではアパートにある施設や提供されるサービスが全く異なります。そこで、米国での新生活を少しでもイメージしていただけるよう、今日は米国のアパートの具体的な特徴について紹介させていただきたいと思います。
米国のアパートの特徴
米国のアパートの特徴は、日本の一般的なマンションとは比べものにならないくらい充実したサービスや施設が、個々のアパートの管理会社によって提供されている点に尽きると思います。特に、弊社が取り扱う物件が集中するメリーランド州モンゴメリー郡(ロックビル、ホワイトフリント、ベセスダなど)周辺はワシントンD.C.に直結するメトロレッドラインの駅もあることから、近年劇的に開発が進み、アパート間の競争も激しくなっている地域です。このため、新築のアパートや築年数の新しいアパートの施設やサービスは非常に充実しています。
1.共用施設について
a. エントランス(大部分のアパート)
比較的新しいアパートでは、担当者が24時間受付に常駐しており、正面玄関はオートロックというアパートがほとんどです。宅配便や大型郵便は受付で預かって貰えるので24時間受け取りが出来ますし、メールや電光掲示板によって荷物の種類や発送会社についての情報が随時提供されます。また来客やピザなどの宅配業者が来た場合は電話で連絡をくれるなど、様々なサービスが提供されます。またエントランスは無料Wi-Fiが提供されている場合がほとんどです。
b.不動産管理会社のオフィス(大部分のアパート)
個々のアパートには不動産管理会社のオフィスが併設されている場合がほとんどです。よって、修繕依頼や家賃の支払いなどはオフィスに常駐している従業員のところに行くと対応をしてくれます。
c.エレベーターホール(大部分のアパート、コーヒーメーカーは一部のみ)
比較的新しいアパートのエレベーターホールには、無料のコーヒーメーカーが設置されています。新築物件ですとスターバックスのコーヒーやホットチョコレート、各種ティーなどが無料で提供されており、多くの居住者から好評を得ているようです。また日本のマンションよりもエレベーターの台数が多いので、エレベーターホールで待たされることも比較的少ないです。
d.ビジネスセンター(大部分のアパート)
比較的新しいアパートには、パソコンとプリンター(複合機)が置かれたビジネスセンターがありますので、必要なデータの印刷などに利用が出来ます。またミーティングルームを備えたアパートもあるので、お子様などがいて自室で仕事がしにくい場合には便利かと思います。
e.屋外プール(大部分のアパート)
ほとんどのアパートにはプールがあり、夏場は自由に泳ぐことや日光浴ができます。ライフセーバーも常駐しており、子ども向けの浅いプールなどもありますので、ご家族で利用できます。
f.パーティルーム、ゲームルーム(一部アパート)
パーティなど大人数で集まる場合があればアパートのパーティルームが利用できます。またゲームルームでは、サッカーボードやピンポンなどが無料で楽しむことが出来ますし、一部のアパートではパーティも可能となっているようです。
g.ジム、トレーニング施設(大部分のアパート)
ジムやトレーニング施設も全てのアパートに備えられています。個々のアパートにより規模は異なりますが、カーディオだけでなくウエイトマシンやダンベル、バランスボール、マットなどもありますので様々なトレーニングをおこなうことが出来ます。また一部のアパートでは無料のトレーニング教室もあるため、トレーナーによる指導を無料で受けることも可能となっています。
h.遊戯施設(一部アパート)
柵の無い公園や屋外でお子様を遊ばせるのは、自動車事故などの可能性もあり危険ですが、一部のアパートでは屋内に遊戯施設を設置されているので、お子様を安心して遊ばせることができます。
i.ゴミ置き場(大部分のアパート)
大部分のアパートでは、各フロアにゴミ置き場がありますので、日本のように1カ所に集めて捨てる必要はありません。一般的にゴミ(可燃物と小さな不燃物)とリサイクル(プラスチック、ビン、カン、ペットボトル、ビニール、紙、段ボール)を分別し、大型ゴミ(大きな不燃物など)は個々のアパートの指示に従って処分するというのが一般的です。
j.ランドリールーム(一部アパート)
大部分のアパートでは個々の部屋に洗濯機と乾燥機がありますが、一部では共用のランドリールーム(有料)が各フロアにあります。
2.個々の部屋の設備について
米国のアパートの部屋は一般的に以下の3つが主流のタイプとなり、基本的にはベットルームの数=バスルームの数となりますので日本のマンションに置き換えると次のようなイメージになります。
・スチューディオ:ワンルーム+1バスルーム(洗面台、トイレ、お風呂)。
・ワンベッドルーム:2LDK+1バスルーム(洗面台、トイレ、お風呂、シャワー)に近い部屋。
・ツーベッドルーム:3LDK+2バスルーム(洗面台、トイレ、お風呂、シャワーが各2つ)。
単身者向けのスチューディオは家賃は安いですが、キッチンとベッドルームがワンルーム(同じ部屋)なので、自炊をされる方で食事を作った後の排気が気になる方は避けた方が良いでしょう。
a.壁紙、壁
基本的には日本と異なり壁の色を変えたり釘を打っても、退去時に元に戻していれば問題はありませんが、塗料が違うと色を上手く戻せないことがありますので注意をしてください。
b.キッチン
冷蔵庫・レンジ・オーブンは最初から備え付けなので、すぐにキッチンは使用が可能です。アパートによってはガスコンロが設置されていますが、大部分はIHコンロが設置されています。注意点としては、排水溝にはディスポーザーと呼ばれる生ゴミ粉砕機が設置されているので、お子様などが知らずに手を入れることが無いように注意をしてください。
c.乾燥機、洗濯機
乾燥機と洗濯機も大部分の部屋には備え付けてあります。米国の乾燥機や洗濯機は基本的には個々に独立しているので、洗濯が出来た段階で乾燥機に入れる必要があります。洗濯機も綺麗に洗えるものが多く、乾燥機もすぐに乾くので便利です。なお、屋外に洗濯物を干すことは米国ではありませんので、基本的には部屋干しか乾燥機を使用します。
d.照明器具
米国では天井の照明が一般的では無いので、ダイニングやベッドルームは間接照明で部屋を明るくしないといけません。よって、入居時には部屋の数や大きさに応じた電気スタンドや間接照明の準備が必要です。
e.家具
米国の家具は非常に高価なので、弊社を通じての家具レンタルか家具備え付けの物件をオススメしています。
本日も最後までお読みいただきまして有難うございました。近日中に弊社が紹介している物件についても、記事にさせていただきたいと思います。なお、記事の執筆には事前のダブルチェックなど万全を期しておりますが、万が一記載内容に誤り等があればお知らせいただければ幸いです。また、ブログ内で紹介しているサービスや施設はあくまでも一例として挙げているものです。必ずお客様ご自身の責任で情報確認・収集のうえ賃貸契約の締結のご判断をなさってください。
米国のアパートの特徴
米国のアパートの特徴は、日本の一般的なマンションとは比べものにならないくらい充実したサービスや施設が、個々のアパートの管理会社によって提供されている点に尽きると思います。特に、弊社が取り扱う物件が集中するメリーランド州モンゴメリー郡(ロックビル、ホワイトフリント、ベセスダなど)周辺はワシントンD.C.に直結するメトロレッドラインの駅もあることから、近年劇的に開発が進み、アパート間の競争も激しくなっている地域です。このため、新築のアパートや築年数の新しいアパートの施設やサービスは非常に充実しています。
1.共用施設について
a. エントランス(大部分のアパート)
比較的新しいアパートでは、担当者が24時間受付に常駐しており、正面玄関はオートロックというアパートがほとんどです。宅配便や大型郵便は受付で預かって貰えるので24時間受け取りが出来ますし、メールや電光掲示板によって荷物の種類や発送会社についての情報が随時提供されます。また来客やピザなどの宅配業者が来た場合は電話で連絡をくれるなど、様々なサービスが提供されます。またエントランスは無料Wi-Fiが提供されている場合がほとんどです。
b.不動産管理会社のオフィス(大部分のアパート)
個々のアパートには不動産管理会社のオフィスが併設されている場合がほとんどです。よって、修繕依頼や家賃の支払いなどはオフィスに常駐している従業員のところに行くと対応をしてくれます。
c.エレベーターホール(大部分のアパート、コーヒーメーカーは一部のみ)
比較的新しいアパートのエレベーターホールには、無料のコーヒーメーカーが設置されています。新築物件ですとスターバックスのコーヒーやホットチョコレート、各種ティーなどが無料で提供されており、多くの居住者から好評を得ているようです。また日本のマンションよりもエレベーターの台数が多いので、エレベーターホールで待たされることも比較的少ないです。
d.ビジネスセンター(大部分のアパート)
比較的新しいアパートには、パソコンとプリンター(複合機)が置かれたビジネスセンターがありますので、必要なデータの印刷などに利用が出来ます。またミーティングルームを備えたアパートもあるので、お子様などがいて自室で仕事がしにくい場合には便利かと思います。
e.屋外プール(大部分のアパート)
ほとんどのアパートにはプールがあり、夏場は自由に泳ぐことや日光浴ができます。ライフセーバーも常駐しており、子ども向けの浅いプールなどもありますので、ご家族で利用できます。
f.パーティルーム、ゲームルーム(一部アパート)
パーティなど大人数で集まる場合があればアパートのパーティルームが利用できます。またゲームルームでは、サッカーボードやピンポンなどが無料で楽しむことが出来ますし、一部のアパートではパーティも可能となっているようです。
g.ジム、トレーニング施設(大部分のアパート)
ジムやトレーニング施設も全てのアパートに備えられています。個々のアパートにより規模は異なりますが、カーディオだけでなくウエイトマシンやダンベル、バランスボール、マットなどもありますので様々なトレーニングをおこなうことが出来ます。また一部のアパートでは無料のトレーニング教室もあるため、トレーナーによる指導を無料で受けることも可能となっています。
h.遊戯施設(一部アパート)
柵の無い公園や屋外でお子様を遊ばせるのは、自動車事故などの可能性もあり危険ですが、一部のアパートでは屋内に遊戯施設を設置されているので、お子様を安心して遊ばせることができます。
i.ゴミ置き場(大部分のアパート)
大部分のアパートでは、各フロアにゴミ置き場がありますので、日本のように1カ所に集めて捨てる必要はありません。一般的にゴミ(可燃物と小さな不燃物)とリサイクル(プラスチック、ビン、カン、ペットボトル、ビニール、紙、段ボール)を分別し、大型ゴミ(大きな不燃物など)は個々のアパートの指示に従って処分するというのが一般的です。
j.ランドリールーム(一部アパート)
大部分のアパートでは個々の部屋に洗濯機と乾燥機がありますが、一部では共用のランドリールーム(有料)が各フロアにあります。
2.個々の部屋の設備について
米国のアパートの部屋は一般的に以下の3つが主流のタイプとなり、基本的にはベットルームの数=バスルームの数となりますので日本のマンションに置き換えると次のようなイメージになります。
・スチューディオ:ワンルーム+1バスルーム(洗面台、トイレ、お風呂)。
・ワンベッドルーム:2LDK+1バスルーム(洗面台、トイレ、お風呂、シャワー)に近い部屋。
・ツーベッドルーム:3LDK+2バスルーム(洗面台、トイレ、お風呂、シャワーが各2つ)。
単身者向けのスチューディオは家賃は安いですが、キッチンとベッドルームがワンルーム(同じ部屋)なので、自炊をされる方で食事を作った後の排気が気になる方は避けた方が良いでしょう。
a.壁紙、壁
基本的には日本と異なり壁の色を変えたり釘を打っても、退去時に元に戻していれば問題はありませんが、塗料が違うと色を上手く戻せないことがありますので注意をしてください。
b.キッチン
冷蔵庫・レンジ・オーブンは最初から備え付けなので、すぐにキッチンは使用が可能です。アパートによってはガスコンロが設置されていますが、大部分はIHコンロが設置されています。注意点としては、排水溝にはディスポーザーと呼ばれる生ゴミ粉砕機が設置されているので、お子様などが知らずに手を入れることが無いように注意をしてください。
c.乾燥機、洗濯機
乾燥機と洗濯機も大部分の部屋には備え付けてあります。米国の乾燥機や洗濯機は基本的には個々に独立しているので、洗濯が出来た段階で乾燥機に入れる必要があります。洗濯機も綺麗に洗えるものが多く、乾燥機もすぐに乾くので便利です。なお、屋外に洗濯物を干すことは米国ではありませんので、基本的には部屋干しか乾燥機を使用します。
d.照明器具
米国では天井の照明が一般的では無いので、ダイニングやベッドルームは間接照明で部屋を明るくしないといけません。よって、入居時には部屋の数や大きさに応じた電気スタンドや間接照明の準備が必要です。
e.家具
米国の家具は非常に高価なので、弊社を通じての家具レンタルか家具備え付けの物件をオススメしています。
本日も最後までお読みいただきまして有難うございました。近日中に弊社が紹介している物件についても、記事にさせていただきたいと思います。なお、記事の執筆には事前のダブルチェックなど万全を期しておりますが、万が一記載内容に誤り等があればお知らせいただければ幸いです。また、ブログ内で紹介しているサービスや施設はあくまでも一例として挙げているものです。必ずお客様ご自身の責任で情報確認・収集のうえ賃貸契約の締結のご判断をなさってください。